高性能ベアリングが手に入ったので2台目を作る事に、
ボール自体を押したり引いたりして操作する機構を搭載。
今回のトラックボールは、ボールから指を離さず操作できるように、
トラックボールの台座に戸車を付けスライドさせスイッチを作動させるようにした。
始めはシャフトにスプリングを付けたり試行錯誤を繰り返した。
しかし結果あまりに複雑な機構を工作するのは無理なのでシンプルなこの構造になった。
で前回同様 材料の詳細。
マウス 50円 MITUMI ECM-S5003 クイックスクロールのボールマウス USB
ベアリング 630円×2 SQUAT GOLDレーシング 1260ZZ GW05
シャフト 105円×2 KYOSHO VZ064 ミドルシャフト
スイッチ 松下 FS型マイクロスイッチ150円×3
キーボードスイッチ50円×3
ライトタッチスイッチ Panasonic ESB-64501
戸車 ナイロン樹脂戸車50円×4
松材板120×400 500円
角材10×10×60 4×100円
端材コーナーで3mmのベニア板 20円
新しく買った道具
ホビーかんな 600円
紙ヤスリ 荒目 100円
作り方と言っても前回同様簡単です。多少上達して手を抜く事を覚えました。
前回は角材にベアリングが入る溝を切ったりしたけど、
角材のままベアリングを載せても問題ないので、
わざわざ溝を切るのを止めました。
ベアリングの位置が決まれば両面テープで固定するだけで大丈夫です。
これを作るきっかけとなった高性能ベアリングとチタンのシャフトです。
クイックスクロールの付いたマウス ホイールより良いという人も居ます。今回これを使います。
戸車も速乾ボンドで付ける。
台座に戸車とマウスの基盤をセット。注目して欲しいのは、
前後に付いたマイクロスイッチ、2個ずつの計4個を前後に付けます。
スクロール用とクリック用をそれぞれに、切り替えスイッチの関係でこの方がいいので、、。
基盤 スイッチなどを台座に付ける。コード類もボンドで固める。
見た目は悪いがこのベースごと箱の中で動くので、カッチリ止めた。
グレーのスイッチがロック付きの切り替えスイッチ、前後に付けた
2箇所4つのスイッチを切り替えるためのもの。延長に使ったコードは
マウスのケーブルを裂いて取り出したコードの再利用。
↓こんなふうに重ねて付けます。
切り替えスイッチ
エポキシで頑丈にキートップに付ける。
台座が収まるケースです。
この箱の中を台座がスライドして前後にあるマイクロスイッチを壁の内側で押すようになります。
セットさせた状態。
スポンジで台座が中央の位置を保つようになってます。
スポンジの他にスプリングも入っています。
スポンジは反発力がすぐヘタルのでスプリングも入れました。
車で言ったらまだセッティングが出てい状態なので、改良の余地があります。
上になる板です。
ニスなど塗らず無垢のままが最高です。オイルをかるく塗ってます。
完成です。説明がたりないかな?解りますよね。
ここまで凝った作りにしたのになんなんだけど、
クリックスクロールよりやっぱりホイルスクロールが自分は好きだ。
1号機の大きいホイールの操作性の方が上、
しかしボール自体が動くギミックは楽しいので次は、
ボール自体のクリックで、戻る進む。ホイルでスクロール。がいいと思っている。
それにはボールスクロールで5ボタンのマウスを探すか、
ゲームパッドとホイル付きボールマウスを合体させ作るしかない。
ゲームパッドをマウスの代用で使うソフトは多数あるので多分それでいく。
ボールを動かすクリック
ボールを下方向に動かすと左クリック 上が右クリック。
新しい操作感覚は楽しい。ただ本当にそれだけで、実際にはボタンを押した方がらく、
ボール自体を動かすのにどうしても二本以上の指が必要になるため、
親指でボタンをクリックした方が早い、ボールクリックに設定した場合、
基本 親指 人差し指 中指 をボールにそえて操作するが
スクロールしたい場面で切り替えスイッチを新たに押す気にはなれない、
ボールクリック+Kuru2(ボールをくるくる回すとスクロールするフリーソフト)
なら実用域で使える。しかしこの操作は相互性に欠けていて、他のトラボが使えなくなる。
ボールごとベースが動きます。
微妙に動いてるのがわかるかな?
キーボードのスイッチは切り替え関係なく普通に作動します。切り替えとは、
ボール自体を動かして作動する内部にあるマイクロスイッチをスクロールとクリックに切り替えるボタンです。
右側のグレーのボタンがそれ。
ちなみに中ボタンは、高めに設定してあるので指ではなく手のひらで軽く押せる。
Firefoxなどブックマークはこの中ボタンでタブが直接開くので便利。
自動スクロールも中ボタンなのでかなりの頻度で使う。
ボールを取るとこんな感じ
支柱のベアリングは前回の余り、アルミの棒を切り通して両面テープで固定。
反省点
数ヶ月使ってみて、やっぱり前後より左右にボールが動いたの方が
操作性が良いかもと思った。トラボメーカーは、ぜひ前後左右に動く製品を作って欲しい。
まあそれは無いか、、
並べてみました。何より木のぬくもりが良いです。
普段シャーペン使っててたまに鉛筆を使った時みたいに、耐久性も雑に使わなければ問題ないです。
20091028